リーダーインタビュー
Leaders

夢を実現する革新者

代表取締役 社長

花岡 毅

責任を引き受けて、社員の挑戦を積極的に後押ししてくれる社長。

従業員一人ひとりの夢を応援する立場を公言

当社、(株)アイ・コーポレーションの花岡毅社長。

父親である現会長から引き継いだ当時は33歳。南信営業所所長、本社本部長を経ての就任でした。

本当はやりたくなかったのだそう。

だって、自宅にいられないから……
‟頑張る時代“を戦い抜く、その背中を見てきたから……

そんなことも隠さず話してくださるのは、従業員との間に壁を造らないからかもしれません。

わくわくするもの、新しいものの可能性への興味は人一倍。「何をもって新しいものを見つけるか。そこにはベースがあるはず」と話し、物事を動かすためのベースづくりを重視しています。

「会長が創ってくれたベースに、自分がどう付加価値を乗せられるか、そのことでどう社会に貢献できるか」と語る目には、‟頑張る時代“を戦い抜いた会長の思いがしっかりと刻み込まれています。

若い頃、故郷を離れて気づかされたのは、「自分一人では何もできない」こと。近くにいる人、その環境、そしてすべてが繋がって今があるということに、常に感謝を忘れません。従業員を「会社を支えてくれる大切な仲間」だと話し、地域の皆さんに認められる会社に、そこから従業員にとって誇りに感じられる会社にすることを目指しています。

現在は社長として奔走の日々。もてる時間の8~9割は仕事の時間だと話す一方で「仕事は手段」と、従業員一人ひとりの夢を応援する立場を公言しています。

「愛と創造 そして感動から夢実現へ」。そのことを背中で示してくれる花岡社長です。

共に働く仲間や社会の意識を当社に向けるために

社長就任以来、力を入れてきたものの一つが、会社の中のルールを決め、様式を整理すること。「規律は好きじゃない」と話す一方で、一生懸命取り組む従業員の姿から、それが認められることの重要性を感じました。共に働く仲間や社会の意識を当社に向けるために、様々な認証取得にも力を注いできました。

「当初はハチャメチャな会社だった」と笑って振り返りますが、その先に築き上げた“現在”を語る口調には、クリアしてきた一つひとつの経過を大切に思う気持ちが垣間見えます。

社長になってから10年間続けていたのがトイレ掃除。きっかけは参加したセミナーでのお話で、変化が好きな自身の趣向にかなうものでもありました。さらにこのことが、社会に対して、従業員に対してできる貢献の基礎にあたるのではないかと感じたそうです。

直感を大切にして、まず自分が動く。家具の移動ひとつをとっても、従業員に混ざって、率先して手を伸ばします。 同時に、従業員の行動ペースを考えることも忘れません。

進めうるペースと能力に合っていることは、物事を進めるために重要なカギであると考えています。

働く環境が続くことが幸せなのか、若い人を育てるために必要な環境とはなにかー。
“自分“をつくろうとする仲間たちにどんなステージ、どんな場をつくってあげることができるのかー。

革新的に突き進む中でも、近くにいる仲間や環境などへの感謝がいつも胸にあって、目の前の損得よりも、従業員が働き甲斐をもつことができるように、何事も挑戦できるようにと熱いエールを送ります。 目標は「社長づくり」。各部門の責任者をしっかりつくること、分社化も視野に入れています。 後進に向けて「今あるベースに留まらず、挑戦を!この先の未来、住みよいまちづくり、そこにはとても可能性がある。さらに新しい発想を自分たちで見つけていってほしい」と願っています。

夢は、ぽつんと屋台でおでんを売るようなスタイル。その日まで、全力疾走の日々が続きます。