リーダーインタビュー
Leaders

築き上げた循環力

環境リサイクル事業部 辰野営業所 所長

出井 晶

新事業の柱「リサイクルループ」の立役者

ごみ全体の40%を占める「生ごみ」を再利用して循環させるために

廃棄された食品がどのような工程を辿り処理されているか皆さんはご存じでしょうか。暮らしに欠かせない生ごみ・食品の処理を担当している施設が「辰野営業所」。その辰野営業所にある、一般家庭から出た不用品処理施設「イイゴミステーション」を束ねているのが出井晶所長です。

出井所長は、松本の農業高校、東京の大学で農業と農業に関する知識を学び、一般企業を経た後、運送会社の立ち上げメンバーとして10年以上も働いていました。
その後、当社花岡社長との繋がりでアイ・コーポレーションへ。リサイクルループ「廃棄→回収→堆肥化→販売」という一連の循環を資源ととらえたビジネスモデルを当社に構築するための入社でした。
余談になりますが、出井所長は高校時代から大学時代まで、プロボクサーとしてプロ免許を持ちリングに上がっていた時期もあるとか! その当時の面影からか、時折、鋭い眼光が伺えます!

「生ごみは全体のごみの中で40%あり、それらは普通に処理されてしまっている。それを再利用し資源として循環出来れば」とリサイクルループの目的について語る出井所長。
「生ごみとプラの分別は他社でも行っているけど、プラを洗浄してリサイクルをやっているのは他にはほとんどない」と辰野営業所は他社と差別化させる為、設備にはかなりこだわったと語ります。

今後については「辰野営業所のある川島地区の農家の方と協力し、オリジナルのブランドをつくりたい。また、辰野営業所を通して、川島地区の人達の雇用にも繋げていきたい。当社でも農場を持ち、リサイクルループの循環の一翼を担えれば」自社以外に地域にも目を向け、新事業であるリサイクルループの構築に向け奮闘しています。